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執筆者の写真Hiro M

パニック障害だった頃の私に伝えたいこと



30代の前半仕事が忙しくて、月に100時間の残業をしてぼろぼろになった体に、追い打ちをかけるように仕事を丸投げしてきた上司がいました。


その上司が来ると話しかけられないように狭い社内を隠れてまわったのですが、ある日心臓がバクバクすることに気が付きました。


バクバクして心臓が体からでてしまうような感じ

バクバクして周りの人に聞こえたら恥ずかしいような感じ

バクバクして自分だけおかしな世界に閉じ込められたような感じ


あの頃から何十年も経って、少しだけ経験を積んで、少しだけ賢くなりました。


あの頃の私に伝えたいこと。


落ち着け~!!!


まだ世界の終わりじゃないぞ!!!


まったくその通り。


でもあの頃の私は自分に精一杯で相談できる人もいなかったし、聞く耳を持つ余裕もありませんでした。


だからこそ言いたい。


大丈夫。


深呼吸して。

体全体に呼吸がいきわたるように深呼吸して。


自分だけにしかベクトルが向いていないパニックした状態をリセットしよう。

体全体に呼吸がいきわたって、ゆったりしてくると気持ちがゆるんできます。


とにかく心と体を休めさせてあげよう。

いい香りの入浴剤を入れたお風呂に長く入って、


だらだらとパジャマで過ごしてもいい。

だらだらと漫画を読んで過ごしてもいい。

だらだらと買い物に行ってもいい。


がちがちに固まった細胞をゆるませてあげよう。


それから自分が何を欲しいか聞いてみよう。

その望みを声にだそう。

その望みを紙に書いてみよう。


とにかく体の外に出してみよう。


もちろん「原因」の上司は今すぐにいなくなるわけじゃない。

だからこそ、私が強くならなくちゃいけないよ。


強くなるにはどうしたらいいのか考えてみよう。


自分を強くするにはどうしたらいいのだろう。

多分自分を強くする方法は人によって違うのだろう。

私にとっていい方法は何だろう。


でもまずはリラックス。

体がリラックスしていないと心もリラックスできない。

逆もしかり。


心と体はお互いを映し出す鏡のようなものだよね。

共鳴しあい、つながり続ける。


リラックスした心と体だと何ができるのだろう。

何ができなくてもかまわない。

リラックスして一息つければ、それだけで少し楽になる。

今生きていてもいいかなと思えるよ。



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茂田

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